週末は、試写会のチケットがあたり、映画「インポッシブル」の試写会へ行ってきました。
話はいきなりそれますが、私はデヴィッド・リンチ監督のファン。
彼の作品はロストハイウェイ、ワイルドアットハートなど、90年代の作品は特によく見ていて、2001年のマルホランドドライブでは、彼ならではの暗闇の恐怖にとりつかれ、ナオミ・ワッツの演技にすっかり魅了されたものでした。
以来ナオミ・ワッツがかなり気になっていて、ホラーものは苦手なので、リングは見なかったけれど、「21グラム」もでよかったし、また見たいなと思っていたら、インポッシブルに出るとのこと。
ストーリーよりも、まず彼女の演技目当てで足を運びました。
この作品はスマトラ島沖地震後に発生した津波に遭遇した一家の実話を基に描いた作品である事から、上映の前にも関係者の方からも、津波のシーンが出てくるからとの注意が。
私も心してたはずなんだけど、予想以上に、強烈に怖かった。津波。
途中気分が悪くなったのか、これ以上見ているのがつらいのか、席を立たれる方も、何名もいた。
ただ、実話を基にした作品という事で、物語自体は本当に家族についての絆について考えさせられたし、最後まで諦めない生きることへの力強さに、すごく勇気を貰った。
最後まで息着くまもなく、物語の世界に引き込まれる作品だった。
しかし、津波のシーンをはじめ、負傷した方々の描き方、そしてナオミワッツのリアルな演技が迫力ありすぎて、見る方をとても選ぶ作品。感動作と聞いてデートで、という感じでは行かないほうがいいと思います。