40代からのスキンケア・ボディケア

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「ツリー・オブ・ライフ」ブロガー限定試写会レポート

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先日は、アジャイルメディア・ネットワークさんのブロガーイベント、「ツリー・オブ・ライフ」ブロガー限定試写会へ参加してきました。

ツリー・オブ・ライフ、そう、今テレビでもCMでバンバンやってる、ブラッド・ピットショーン・ペンが出演、カンヌ国際映画祭でもパルムドールを受賞している作品です。

出演者が豪華、大きな賞を受賞しているだけに、娯楽性を期待して見に行く方もいらっしゃるかと思いますが、そのあたりは見る方によって、評価が分かれる作品といえるかもしれません。

映画上映後には、広報担当の方からお話があったのですが、アメリカでは、上映館に「この映画が理解できなくても、お金は返金しません」と張り紙があったとか。

面白くなかったら返金します、というプロモーションはよくあるけど返しません、というのは珍しいですよね。

物語のベースは、幼い頃の厳格だった父親に対する憎悪を回想する、というごくシンプルな内容。

普通だったら、人情ものに仕上がってしまいそうだけど、そういったキャッチーな路線には触れず、ここまで美しい映像と共に綴られる、壮大な映像詩に仕上げた、テレンス・マリックという監督は、ほんとすごいと思う。

笑いあり、涙あり、という抑揚はあまりないし、むしろ淡々としているから、退屈ととらえる方もいらっしゃるかもしれませんが、この映画の監督は、そこを視点をそらさずにぐいぐい残酷なまでにえぐっていく。

見る方によっては、自身の幼い頃の記憶が紐解かれて感慨深かったり、逆にこれから父親・母親になる方の生き方のヒントになったり。

普段は重く考え込んじゃうから、フタしてる感情をあけちゃう感覚もあるので、初めて見たときは、理解しきれずにただ立ち尽くしちゃう方もいらっしゃるかも。

でもなんだか、後からじわじわ気になって、再度見たくなっちゃったりするんですよね。

こんなに心の奥深くにまで、訴えかけてくる作品て久々に出会ったかも。

このテレンス・マリック監督、五作品しか撮ってないとのことですが、全部みたくてたまらなくなりました。