呑みに行くのに外へ出ると、夜風が冷たい今の季節。
ほっと落ち着くバーが、恋しくなりませんか?
そんな気分にぴったりなのが、今回訪れた池袋の「OASIS(オアシス)」さん。
池袋東口を出て、賑やかな通りから路地へ入ったところの、こちらがお店の入口。
ロスのダウンタウンにあるような、雰囲気のあるエントランスです。
階段を降りて行く途中も、人懐っこいメキシカンがハイ!と声をかけてきそうな、
アメリカンなムード。
70、80年代の、アメリカンロック&ポップスのBGMが流れる店内には、CDジャケットがずらり。
あ、私の大好きなパティ・スミスのジャケットが!
学生時代にバンドでベースを演っていた私、ついついCDジャケットに見入ってしまいます。
店内はお酒が並んで眺めながら呑むのも楽しいカウンター席は、早い時間から
お客様が次々といらっしゃり、あっという間に満席に。
また、テーブル席の横には、更にCDが。
音楽好きなお友達と来たら、これらのジャケットを眺めているうちに懐かしい思い出が
紐解かれて盛り上がりそう。
更にテーブル席には、おお、レッド・ツェッペリンの灰皿が!
また灰皿の後ろにあるのは、お店のオリジナルのぶどうのフルーツビール。
お店のすぐ近くにある、ビールが主体でPUB業態の姉妹店「AleHouse(エールハウス)」
もあるのですが、ここでしか味わえないお酒がたくさんあるので、気になったら
ぜひ聞いてみましょう。
優しい笑顔が素敵でお酒と音楽にとても詳しいマスター・鈴木さんが、初心者でも
丁寧に教えて下さいます。
そんなキャンドルの薄暗いあかりに照らされた、ロックな雰囲気に酔いしれていたら、
ウイスキーが恋しくなってきました。
オーダーしたのは、白州12年のハイボール。
ボトルは二つ並んでいるうちの右側が、白州です。
フルーティなのにコクがあって、最近バーへ行くと、初めの一杯はこちらになる事が
多いお気に入りのお酒です。
また、おつまみの種類もかなり多目の「OASIS(オアシス)」さn。
おすすめのメニューを聞いてみたところ、フィッシュ&チップスが人気との事で
頼んでみる事にしました。
結構ボリュームがあって、食べ応え抜群。
これはウイスキーやバーボンなどのほか、ビールにもぴったり。
何人かで来た時に、ワイワイとビールを飲みながらというのもよさそう。
白州はもう一杯、今度は「カスクオブ白州ホグスヘッド1998」をハイボールで。
コクがあり、ジャパニーズウイスキーここにあり、と酔いしれたくなる気骨のある味わい
お次は、雰囲気の違うお酒も。
南フランスの太陽の光を浴びて育ったプラムを使用したリキュール、
プルシアを使ったカクテルです。
華やかなボトルの柄・キュートなボトルの配色は、バックバーに並んでいたら
一際目を引く感じ。
特に女性は、乙女心をくすぐられて頼まずにいられないのでは??
プルシアはオンザロック、ソーダ割りなどでもと、色々な飲み方が楽しめると
の事ですが、今回は紅茶のリキュール、アップルサイダーを使用したロングカクテルで。
上品な甘さがとても美味しいお酒で、甘い声が耳元を心地よくくすぐる、
女性ボーカルのスローバラードなんか聴きながら飲んだら、うっとりした
気分に浸っちゃいそうです。
また、プルシアのカクテルを飲んでいたら、マスターの鈴木様がご一緒にどうぞ、
と出して下さったのがこちらの二種類のチョコレート。
手前が山崎に合わせて作られたという、自家製のクランチチョコ。
奥はりんごが中に入っていて、こちらはプルシアに合わせるのがおすすめだとか。
チョコとカクテルを交互に味わっていると、とてもぴたりとはまる味で、
更にプルシアの魅力がゆっくりと自分の中で花咲いていく気分。
素敵なマリアージュを堪能させて頂きました。
一人でカウンター席でゆっくりとした時間を味わうのもよし、
テーブル席で気の合う仲間と楽しむのもよし。
一度訪れたら、大切な時間を楽しみたい時に、癒しの時間を求める時に
頭をよぎる、まさに都会のオアシス。
人気の理由も納得です。