青梅駅周辺を散策していると、とても気になる外観のラーメン店を発見。
しかし、その時は遅めのお昼を食べたばかりでまだお腹すいておらず。
後ろ髪をひかれつつ店を後にしましたが、吉野梅郷を見に行った後、夕方青梅駅を通った時にどうしても気になって再びお店まで来てしまいました。
お店の外には、先々代が中国の方から、麺の打ち方を学んだと書いてあります。
1930年頃とのこと。
そんなに昔から、ずっとこの地で営業されてきたんですね~。
当時の青梅の町並みはどんな感じだったんだろうか、と思いつつお店に入ってみることに。
出入り口の扉がすりガラスでお店の中の様子が見えないので、外から店内の様子はわからなかったのですが、もう何十年も前から変わっていないような雰囲気。
お客は私一人。
お店の方も、ふらりと女一人で現れて驚いたかな^^
メニューはこんな感じで張り出されていて、とってもリーズナブル。
ほかのも気になりましたが、手打ちラーメン(500円)を注文。
出てきたのはこちらです。
想像以上にシンプル。
太さがまばらでいかにも手打ち、という感じの麺は、独特の歯ごたえがあって美味。
スープも見た目どおり、あっさりシンプルでしたが、印象が強かったのが燻製の香りがすごく強い叉焼。
口の中に入れると、ぶわーっと燻製の香りが広がります。
青梅のレトロな町並みを眺めた最後には、何十年も時が止まったような空間で食べるラーメン。
この世界観からしばし抜け出せず、お店を出て駅で電車に乗って、やっと今が平成だということを思い出しました。
しばし現実を離れて、ぼんやりとした時の流れに身を任せたい気分だったのでバッチリはまりました。
青梅ツアー最後を締めくくるのには、まさにぴったりなお店でした。
手打ラーメン三玉家 (ラーメン / 青梅)
★★★☆☆ 3.0
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