一人でしっとり酔いたい夜もあるし、大切な人とゆっくり過ごしたい夜も。
その時の気分によって色々お店を決めておいてもいいかもしれませんが、一軒で色々な使い方ができるお店があったら嬉しいと思いませんか?
そんな時にぜひおすすめしたいのが、門前仲町にあるオーセンティックバー「Bar C(バーシー)」さん。
門前仲町の駅から歩いてすぐ、大きな通り沿いは賑やかですが、一歩裏通りへ入るとすごく静か。
こんな雰囲気のあるエントランスがお出迎え。
中へ入ると、仕事帰りで緊張した心を緩やかに心地よくクールダウンしてくれるような、落ち着いた雰囲気のカウンター席が。
更にテーブル席もあり、テーブルの間も広めでゆったりとお酒の時間を楽しめます。
カウンター席につくとまず出して頂いたのが、こちらのオニオンスープ。
可愛らしいデミカップで。
お客様はすでに飲んでからいらっしゃる方も多いのだそうで、強いお酒を飲む前に胃をいたわる意味もあるのだとか。温かいもの飲むと、体の内から気分もほっとやわらぎます。
こうして日常の喧騒から解き放たれたら、頼んでみたのはシングルモルト、「ボウモア10年テンペスト」。
加水するとまろやかで美味しいですよ、とマスターの椎葉さん。
その飲み方で頂くことにしました。
テンペストとは、嵐、暴風雨という意味との事ですが、柑橘系でフルーティな香り。
加水する事により、華やかさがふわっと開いて美味しかったです。
よくバーで見かける12年と並べてみると、こんな感じ。
レアモノのウイスキーの品揃えにファンが多い「Bar C(バーシー)」さん。
12年のような定番の商品は普段バックバーに並べていないとの事ですが、今回はテンペストとぜひ見比べてみたくて出して頂きました。飲み比べてみるのも面白いかもしれませんね。
またレアモノ好きな方には、こういったお酒も。
「Bar C(バーシー)」さまの、オーナーズカスクです。
オーナーズカスクは樽を丸ごと販売するもの。
マスターの椎葉さま、お店のご常連さんたちと樽を選んだのだそうです。
樽は小さいバーボン樽を使用。
118本限定、18年もののヘビリーピーテッド。
ボトル売り限定との事。
ラベルもクールなデザインでなかなか素敵です。
そしてシングルモルトの次は、マスカットのリキュールのミスティアに、ウォッカ、コアントロー、ライムも加えたショートカクテルを。
強いお酒の後だったので、アルコール弱めにしますか?と聞いて下さいました。
同じカクテルでも、好みを伝えれば、アルコールの強め弱めが調節できるとの事
です。
ミスティアはオレンジの香りがするので、相性のいい柑橘系のものをあわせたそう。
確かにこれからの暑い季節などに特にいいかも。
草原を爽やかに吹き抜ける、そよ風を想わせるような爽やかなカクテルでした。
最後はデザート感覚で頂く、ビフィータとパッションフルーツを使ったカクテルも。
見た目も色が綺麗で素敵ですが、ラムや砂糖もプラスされて、酸味と軽やかな
甘みに心弾む美味しさ。
重すぎずゆる~いフローズン感が、とてもよかったです。
お店の雰囲気から一見、「ウイスキーに詳しくないと緊張しちゃうのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこはご安心を。
マスターの椎葉さんが、こちらのテンポに自然にあわせた会話で心をときほぐして下さいます。
初対面だったのに変える頃には、まるで何度も来ている気分。
カウンター越しの距離感が絶妙で、気がつけば随分とゆっくりさせて頂いちゃいました。