毎年これからの季節は、お花見や野外イベントなどもどんどん増えたり、楽しい季節ですが、今年はなかなかそういう風に盛り上がる気分にはなりませんね。
さくらまつりが各地で中止になっていたりしますが、そうやってみんなでワイワイと楽しむのではなく、それぞれの心の中で美しい桜の花を愛でて、春の訪れを感じ、草花がいきいきと芽吹く力強さから元気を頂けばいいのではないかと思います。
そんな訳で、都内でもそろそろ桜の季節を迎えますが、今月初めには母と一足先に伊豆に河津桜を見に行って来ました。
駅から降りると、陸橋のすぐ下の桜の木から美しい鳥の鳴き声が。
どこだろ?ときょろきょろすると、母がすぐに発見。
ブルーの毛色が美しい、イソヒヨドリという鳥でした。
実家の庭には、ヒヨドリはよく遊びにくるのですが、灰色であまりきれいな色の鳥の印象なかったのですが、顔や羽の形もほとんど一緒なのに、こんなにも愛らしく感じるものかなぁと思いました。
そして河津桜の咲いているところへ向かう道には、さすが観光地!とばかりに出店がずらり。
中でもこの金目の干物、七輪で炙って食べたら柔らかくて。美味しかった~!
色々なのがありましたが、豪快にさんまの丸干しなどもありました。
試食しながら出店を巡っているだけでお腹一杯になりそう!などと、母と盛り上がりながらいざ会場へ。
満開の桜と菜の花がほんとキレイ♪
太陽光を燦々とあびて、桜の花びらも光り輝いています。
菜の花もじいっと近くに寄ってみると、かわいい花びらのかたちしてるんですよね。
お天気もよかったことから、川沿いはすごい観光客でいっぱい。
また風も強く、花粉も強烈に飛んでいるのか、すごいくしゃみが出まくっちゃいましたが、更に桜のアーチをくぐって散策を続けます。
河津桜って、東京とかでよく見る桜よりも色が濃い印象。
だからなのか、まとまって咲いているとすごく色彩が色濃くて、より華やかに感じます。
そんな風に桜の花の美しさに酔いしれながら歩いていると、川に真っ白なサギを発見。
お魚食べるところ見たいね~としばらく眺めてたのですが、ずっと動きません。
更に海のほうへ向かって歩き出すことに。
散策しつつ、再びサギのほうを見てみると、今度は獲物を見つけたのか首をずいーっと伸ばしていました。
海の方へ近づくほど、風はより強くなります。
川面を舞う桜吹雪がきれいだった~^^
真っ青に澄み渡る空に桜の桃色が映えて、ついつい歩くのをとめて見入ってしまいます。
そして海へ到着。
海岸沿いで波の音を聞きながら、ゆったりとした気分に浸りたいところでしたが、ものすごい風が強くて、砂埃で目が痛くなってすぐに撤収。
カモメさんたちは、突風に流されながらも元気よく空を飛んでました。
海から再び河津桜の会場へ。
川の反対側へ渡ると、出店がたくさんあり、色々な食べ物の香ばしいかおりが漂ってきます。
対岸には、無料で立ち寄れる足湯処も。
ここ行って来ましたが、桜を眺めながら足をちゃぽんと浸けられてとても気持ちよかった!
桜を眺めてると気が付かないうちに結構歩いてて、足が疲れてたりするのですが、そんな疲労をじんわりと和らげてくれる感じ。
そして匂いに誘われて行き着いた先は、焼き団子屋さん。
ボリュームたっぷりで、食べ応えありました。
更に踊り子号の乗車時間までまだ余裕があったので、川沿いの日帰り温泉嵐の湯へ。
宿泊もできる施設で、薬石浴という"お湯のない温泉"がウリ。
ゴロゴロした石の上にタオルを敷いて横になっていると、汗がじわじわっと出てきて気持ちよかった。
心地よく汗をかいた後は、言うまでもなく(!?)休憩処でビールをぐびっと。
観光地気分満喫です。
こうしてまったりとしているうちに、夕暮れ。
踊り子号乗車時間が迫って来ました。
これは河津駅のホームからの眺め。
少し曇り気味で夕日が沈むところが見られませんでしたが、グラデーションがなかなかきれいでした。
反対側の空を眺めると、不思議な形の雲が。
山が帽子かぶってるみたい。
そんな風に山景色を眺めていると、踊り子号が到着しました。
午後5時30分くらいの最終便でしたが、空席はなく満席。
下田へ向かう行きの電車でも、踊り子号からの海沿いの景色の美しさには心奪われましたが、帰りもほんときれいでした。
母はたくさん歩いてよほど疲れたのか、景色がきれいだよ~と起こしても、寝ていてうーんとうなって起きませんでしたが、これも思い出w
大島も曇りでしたが、うっすらと見えました。
こうして、一泊二日で訪れた伊豆旅行。
ほんとうに色々な思い出ができました。
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