仕事で毎日いる赤坂。
でも意外と呑む時って、新宿や中野など、家に近いほうまで戻ってきて、という事が多く、赤坂のお店はあまりは行った事がないんです。
たまには気分を変えて赤坂でバーに、と思って訪れたのが「Bar Gatsby」さん。
赤坂見附駅からすぐ、賑やかな一ツ木通り沿いのビルの二階にあるバーで、ビルの外からお店を眺めると、窓の左側にギターが。これを見ただけで、音楽が好きな方には、お店に入るきっかけになりそう。
お店の中へ入ると、しっとりと落ち着いた雰囲気が居心地よい和風空間。
カウンターは15席。
席同士の感覚が広く、一人できて、ゆったりと自分の中を流れる心地よい時間に身を委ねるもよし、きさくに話せるのが嬉しい女性バーテンダーさんとの会話を満喫するもよし。思い思いの時間が過ごしやすい空間です。
そしてお店の外観から見えたギターは、こちらに。
飾ってあるだけじゃなく、ステージになっていてギター生演奏も聴けるんです!
音楽は60~80年代のロック&ポップスが中心だそう。
また女性が日替わりでボーカルをしているとのこと。
美味しいお酒でほどよく酔っている時に、ふいに聴き慣れた懐かしい歌声が流れてきて思わず口ずさみたくなることもありそう。
そんな軽快な気分に盛り上がってきた時にぴったりなのが、シングルモルト白州。
白州12年をハイボールでいただきました。
爽快さもありつつ、フルーティでありながらコクのある味わいは、音楽に例えるなら甘いウィスパーボイスで人々を惹きつける女性ボーカルのよう。
ねっとり甘すぎず、でもじっくり聴かせるところは聴かせる。
そんな実力派女性歌手を連想させるような深い味わいを感じました。
10年と12年があったので、ハイボールで飲み比べてみることに。
より爽やかさが色濃い10年と、フルーティな12年。
それぞれに魅力があり、その時の気分や一緒にきた友人の好みなどにあわせて飲んでみたいと思いました。
またウイスキーといえば、ビールやワインなどのお酒と違い、一つのお酒でも飲み方次第で様々な味わい方ができるのも魅力のうち。
今回はバーテンダーさんにおすすめいただいた、ハーフロックをオーダーしてみることに。
ウイスキーと水を1:1でつくったもので、グラスに入れた氷にウイスキーをあてながら入れるんだそう。
芳醇さを楽しめるスタイルですよ、とバーテンダーさんがおっしゃっていましたが、確かにこれは美味しい!
ウイスキーと水を同量入れるスタイルでは、今までトワイスアップでしか飲んだことがありませんでしたが、また新たな飲み方を学べて自分の中のウイスキーの世界が広がりました。
グラスを傾けて氷が転がる毎に、立ち上るいい香りにうっとりと酔いながら選んだおつまみは、レーズンバター。ボリュームもたっぷり。
更にカクテルでもおすすめのものを、ということでオーダーしたのがネバダ。
ラム、グレープフルーツ、ライムジュースなどが入っていて、非常にすっきりとした味わい。
最後には、強めのカクテルということで、ビーフィーターを使ってギブソンを。
より混ざって味がまろやかになるシェイクでつくる手法もあるのですが、今回はアルコール度数が高いステアで。
かなりドライなキリッとした飲み口で、締めくくりにはぴったりなお酒でした。
全体的に明るく楽しい雰囲気の「Bar Gatsby」さん。
バーというと、ジャズやピアノなどが流れている重厚なムードのイメージがあって、ちょっぴり緊張…というバー初心者の方にも、リラックスして過ごせる魅力的なお店です。
完成された世界