東中野と言えば、ポレポレ東中野に映画を見にくるだけで立ち寄る町だったのですが、歯科に通うようになり、帰り道にこの街の美味しいお店も訪ねてみようと色々訪問し始めてみたところ、結構いいお店があり、歯科のない時も通うようになってしまった街。
そんな魅力的な東中野で、今一番好きなお店が「BAR Smoke Salt」さん。
twitterでフォローして頂いたのをご縁に、訪れてみようと行ったのがきっかけですが、明るくて気さくで初めて会ったような気がしないマスターのお人柄と、行くたびに驚きのあるお酒とおつまみのメニューの数々にすっかり魅了されてしまったんです。
お店の場所は、東中野駅東口を出てまっすぐ歩いていくと五分程度ですが、どんどん住宅街のほうに入っていくので、「果たしてこちらに?」と思いますが、この看板が見えたらそこがお店。
お店のドアを開けると、一日の疲れがふぅーっと抜けてくつろげるような、しっとりとしたオーセンティックバー空間が待っています。
お店には三度ほど足を運んでいますが、今回はまとめて。
一度に全部呑んだんじゃないですよ、念のため(汗)。
ここで初めての味わいだったのが、こちら。
ブレンデットウィスキーのハイボールに、キーモルトになるシングルモルトをフロートする、スーパーハイボール。これには一緒に行ったウイスキーの友人も大喜び^^
スモークソルトさんでは色々なスーパーハイボールを楽しめますが、例えばアイラミストとラフロイグの組み合わせ。
こちらは、タリスカーとレッドラベル。
こういった組み合わせって、ウイスキーに詳しくないとなかなか指定してオーダーするのは難しいと思いますが、好みを言うとマスターが「こういうのはいかがでしょうか?」と、人それぞれの好みにあわせて作って下さるので、気軽に聞いてみるといいと思います。
お店の名の通り、燻製モノも充実していますが、スモーキーなシングルモルトにあわせて、燻製塩をどうぞ、とすすめられて、ラフロイグと一緒に。
ジャズを聴きながら、燻製塩を舐めていると、とても贅沢な時間を過ごしている気分です。
ウイスキーにあうおつまみを、と言う事で、マスターにお好みで用意していただいたのが、こちら。
ジンを使った浅漬け(!)にはじまり、更に驚いたのが、ウイスキーを調味料がわりに仕上げにかけた一品も。
ちなみにジンは、ヘンドリックスという初めて聞いた名前でした。
ウイスキーにめちゃくちゃあったのはもちろんの事、こういう使い方があるんだ!と、好奇心を刺激されました。
またシングルモルトも色々ありますが、カクテル系もどれもすごく美味しいのもこのお店の魅力。
こちらは、グレープフルーツの雫。
グレープフルーツの皮を剥いで果肉だけを剥き取り、果肉だけを取り出してつくるという手のかかったもの。
果肉でつくると聞くと、素人考えだともっと果肉感のあるごろごろしたイメージを思い浮かべたのですが、すごくすっきりしていて飲み口がよかったです。
こちらは、アメリカンチェリーを使ったカクテル。
熟したチェリーも食べさせていただきましたが、それだけでも美味しかった。
チェリーとか、普段はぐちゅぐちゅになる前に食べるもんだと思ってましたが、こういう食べ方あるんだ&こんなに美味しいんだと感動しました。
すっきりとした上品な甘さで、夏にぴったりなお酒でした。
そして最後は、ミネラルウォーターに入れて出していただいたのがこちら。
アンゴスチュラ(Angostura)。
若干苦味があるこれ、二日酔い防止にいいのだそうです。
行く度に新しい発見があって、好奇心を刺激されていい気持ちで帰れる素敵なお店。
今日はちょっとつらい事があったなぁ、と思ってもスモークソルトさんの美味しいお酒とおつまみ、そしてマスターの笑顔を思い出すと明るい気分になれるのが不思議。
出会えてよかったなと、心から思えるお店です。
夜総合点★★★★☆ 4.5


