お店は新宿駅南口から徒歩2分程度と、アクセスも抜群。
中野に住んでいて、新宿でよく飲み食いしている自分には非常に嬉しい場所にあります。
店内はカウンター席、ホール席、個室席と様々。
用途に応じての使い分けもできていいなと思いました。
今回は個室席へ。
足がゆったりのばせる掘りごたつ式なので、足がしびれずゆったりくつろいで座れます。
また席の後ろの大きな窓ガラスからは、新宿の夜景が眺められてこれまた素敵^^
席につくと、本日のお品書きが。
これはお店で通常出しているコースメニューではなく、今回の食事会にあわせ、おすすめメニューを選りすぐったものなのだとか。
ドリンクは1種類好きなものを、ということだったので初めて見るこちらのビールにすることに。
白穂乃香というビールです。
ろ過していない薄く濁った色のビールは、ロゴマーク入りのおしゃれな専用グラスで。
口をつけると唇が思わず喜ぶきめ細かい泡が美味しかったし、味も優しく個性を主張しすぎないのが魅力。
料理と一緒に頂くお酒として、とてもあっている感じ。
一杯880円とのことですが、お味にふさわしい価格設定だと思いました。
お料理はまず、こちらの蟹みそ甲羅焼きから。
火をつけて炙ると、ふんわりと香ばしいにおいが漂っていて嗅覚だけで心が躍ります♪
においを楽しんだ後は、食べてみることに。
全然臭みがなく、炙ることによりジューシーさも加わりなんとも言えない美味しさです。
玉子の黄身を混ぜて食べるのも、マイルドに頂けていいアイデアだなと思いました。
これはビールでもいいけど、日本酒なんかと一緒にちびちび頂きたいお味ですなぁ^^
お次は、ずわい蟹の刺身。
春を思わせる可憐な盛り付けにも心を奪われたのですが、蟹の身の大きいこと、そしてとろんとした食感で甘みがあって、、、ついついゆっくり食べたくなる感じ。
またお刺身の下の緑色のはわさび菜で、これも春を感じさせる演出として取り入れたとのことです。
名前の通り、軽くわさびのようなピリリとした味がします。
食感と味の変化を堪能するのに、蟹と交互に頂いてもいい感じです。
お品書きにはありませんでしたが、お肉系も。
つくねと豚バラの串焼きです。
コリコリした歯ごたえのつくね、肉厚で噛むとじゅわっと肉汁溢れる豚バラどちらも一気にぱくぱく食べたくなる味でしたが、辛いもの好きとして食いついたのが辛味噌。
辛さの中にじんわり旨みを感じる絶品で、あまりにも美味しかったのでお店の方に聞いてみると、このあぶり屋 旬蔵さんと同じく甲羅グループのお店「赤から」さんで使用しているお味噌なのだとか。
赤からさんの名物赤から鍋は、辛さが10段階選べるとのこと!
辛いもの好きとしては、ぜひそのお鍋も食べたくなりました。
そして食事会も、いよいよ終盤へ。
ずわい蟹のしゃぶしゃぶが登場しました。
先程のお刺身も大きな身だなぁと思いましたが、こちらも身がつま先まで、ずっしり、ぎっしり。
だしにとてもこだわっているとのことでしたが、淡い色で一見薄味のように見えて、しっかりおだしが出ていて蟹のうまみをビシッと引き立ててくれるお味。スープだけで頂いても、どんどん飲めちゃいます。
薬味には柚子胡椒をご用意頂いたのですが、これまた香りよいピリリ感がなんともいえません!
そして蟹のうまみがたっぷり出ただしで、シメには稲庭うどんを。
見た目もつやつやしていてきれいなうどんは、すでに火が通っているのでさっと湯がくだけで食べられます。
もちもちしっとりした食感で、すでにお腹一杯のはずなのにどんどん食べられちゃう♪
柚子胡椒をたっぷりめに入れて、頂きました。
最後はシメのスイーツ。芋娘です。
お芋感満点のこってりしたお味が、芋好きとしてはとても嬉しかったです。
こんな風にお料理もたっぷりと満喫させて頂きましたが、素晴らしいと思ったのが食事会後のアンケートで、「おすすめの新宿の店を教えてください。訪問して勉強させて頂きます」と書かれていたこと。
常によいものを取り入れていこう、というお店の姿勢に共感して、益々このお店のファンになりました。