そこでしか呑めないお酒を楽しめるのが、酒蔵めぐりの醍醐味。
東京にも酒蔵が色々あると知りつつも、なかなか行く機会がなかったのですが、先日「モカのおもちゃ箱」のモカさんにお誘い頂き、福生の石川酒造さんへ行ってきました。
本蔵には、新酒が出来たことを知らせる杉玉も。
つるし始めは緑色なのだそうですが、どんどんこのような茶褐色になっていくのだそうです。
そして敷地内には、古いビール釜も。
明治20年、日本のビールの草創期にこの釜でビールつくりをしていたのだとか。
柱の間の板には、ビールづくりの工程を描いた木彫りがあり、歴史を感じさせます。
こちらは、100年以上前に建てられた蔵の中で実際にお酒をつくっているところ。
時期的に不可能な時もありますが、予約をすれば見学もできるそうです。
ビール工房の横には、「福生のビール小屋」というレストランが。
地ビール、地酒が旬のお料理と共に頂けるとのこと。
お店の入口には、薪ストーブが。
ストーブの上には鍋がのっていて、ぐつぐつと美味しそうになにか煮込んでいます。
土曜日の夕方三時くらいと食事時じゃなかったのにも関わらず、店内はほぼ満席。
カウンターに座ることになりました。
人気あるんですね~^^
ビールはグラスかジョッキか選べるのですが、色々試したかったので私はグラスで。
まずは、多摩の恵 ペールエール。
薄く濁ったビールは、地下天然水で仕込んだというこのビール、鼻を近づけるとフルーティな香りがまず酔わせてくれます。苦味と甘みのバランスがどちらもほどよく、美味しいビールでした。
おつまみは、ボリュームのあるチーズ盛り合わせのほか、
色々な種類が楽しめる、ソーセージの盛り合わせなど。
ザワークラウトの酸味が控えめな上品な味で、ついついぱくぱく食べちゃいました。
国産ビールの定番とも言うべきピルスナーも、造り酒屋さんで飲むのは、全然違う味わい。
爽やかさの中にも、しっかりした深さを感じてこれまたうまい。
どんどん呑むピッチが上がってきます。
そして違うタイプのビールということで注文したのが、ミュンヒナーダーク。
ローストした香ばしい麦芽の香りがそそるビールで、見た目ほど濃い味ではないのですがほどよいさっぱり感。
泡もすごくきめ細かくて、ゆっくり口をつけて愉しみたい気分になります。
ビールだけでもたっぷり愉しんだのですが、この後は更に日本酒へ。
長くなってきたので、次の記事で紹介したいと思います。