飲食店が少ない中野の都立家政商店街。
新しいお店が出来たなぁと思っても、すぐになくなってしまうことも。
のん兵衛としては、歩いて帰れる近いところに酒場があるに越したことはないのですが、なかなか通いたいというお店が出てこないのです。
そんなある日、近所の砂丘屋さんが移転した後、すぐにお店が入ることに。
「卯の花」という和食のお店です。
通りから中の様子がガラス扉ごしに見えるので、よく「お客さん入っているのかしら?」と覗いていたのですが、昨年12月にオープンしたばかりなのに、いつも結構お客さんが入っているんですよね。
そこで、きっと美味しいお店なのかと思い、友人を誘っていってみることに。
暖簾をくぐると、若いご夫婦がとても爽やかな笑顔で迎えてくださいました。
まずはビールとお刺身。
なんてきれいなグラデーションのお刺身でしょう^^
お次はゆばのお刺身。
お味ももちろんなのですが、器が美しいので見た目もとっても楽しめます。
あっという間に生ビールを飲み干し、熱燗を頼むことに。
おつまみは、れんこんのきんぴらに。
シャキ、シャキ、と歯ごたえが楽しく、友人との会話のリズムまでついつい弾みます。
珍しいものでは、卯の花のコロッケも。
サクサクといい感じに揚がっていて、これも美味しかったな~!
そして湯豆腐。
ご主人が自家製の豆腐を丁寧に切り分けてお鍋に入れてましたが、豆腐も実に濃厚で美味。
シメのご飯は、鰻せいろ蒸し。
ご飯までしっかりとタレの味が染みこんで、ふわふわの柔らかな鰻も絶品。
ほんと、どれを食べても美味しいんだなぁ。
デザートも、こんなにおしゃれに。
お料理も美味しいですが、お店のご主人とおかみさんの温かな接客が、心まで冷えちゃいそうな今の季節にじんわりと染みます。
先日二回目に訪れたところ、地元の方がたくさんいらっしゃっていましたが、リピーターが多いのも納得。
すごくいいお店がこの街にきてくれてよかったなぁと思います。





