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映画専門大学院大学 第三回無料公開シンポジウム「映像コンテンツビジネスを仕事にする」レポート

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高校三年の時に、将来の仕事について考えたとき、何かアートにまつわる仕事がしたいなと思った私。物語も書きたい、映像も撮りたい、そんな欲張りな想いが全て叶えられると当時思ったのが映画という世界でした。

そして進学先として選んだのは、某映画の専門学校。

フリーランスのライターをした後、映像には直接関係のない仕事に携わっている今も、やはりいつも頭の片隅にあるのは映画の世界だったりします。

そんな私が心惹かれるシンポジウムが、先日映画専門大学院大学で開催。

その名も「映像コンテンツビジネスを仕事にする」というものです。

モデレーターは、俳優で「ショートショート フィルムフェスティバル」の代表でもある別所哲也さん。

自己紹介では、アメリカでショートフィルムのコンクールに行った後、どっぷりその世界にハマッてしまったとおっしゃっていました。

私も学生時代実習で16mmフィルムで10分の短編映画の脚本、監督をやった事があり、時間制限がある中だからこそできる表現の魅力を実感しただけに自己紹介から別所さんのお話に食いついてしまいました^^

そしてパネリストには、ワーナーエンターテイメントの小岩井宏悦さん、株式会社ディー・エル・イー代表取締役CEOの椎木隆太さん。

そして、

名画座シネマヴェーラ渋谷」オーナーで弁護士の内藤篤さん、「カイジ ~人生逆転ゲーム~」が大ヒット中のプロデューサーの山口雅俊さん。

パネリストの方のお話は皆さんとても面白かったのですが、特に印象に残ったのが山口さん。

今回は「映像ビジネスの継承と変革」というテーマだったこともあり、「自分の人生のターニングポイントは?」と聞かれ、人生今まで全てがターニングポイントで、今回「カイジ」があたってなかったら会社が潰れていたとの事。

映画のプロデューサーは石油発掘のような世界、と例えられていて、なるほどと思いました。

そしてこちらが、そのあたった映画「カイジ」。

こちら、会場で頂いたチラシです。

私は原作の漫画も読んでいたので、「この漫画ならではのイメージ、映像で再現できるのかな?」と思いつつ見ましたが、すごい緊迫感溢れるジェットコースタームービーで最高に面白かったです。

また個性的なパネリストの方々のお話を、簡潔に分かりやすくまとめてくださった別所さんのトークは、ほんとここでは書ききれないくらい興味深いものがあったのですが、特に印象に残ったのは最後の質問コーナーでのお話。

若い世代が映画館から離れている、ということについての質問があったのに対し、「映画館はお風呂やと似ている」とのこと。家に風呂ができたら銭湯に行く必要がないが、映画もそれと同じで家に様々な映像を見る環境ができたので、行く必要がないと思う人たちが増えているとのこと。

しかし、暗闇で知らない人が笑ったり、泣いたりしているのは、家ではできない映画館ならではの経験、そういう意味では映画館はなくならないのではないか、との事でした。

また横浜にショートフィルム専門の映画館も持っているという別所さん。

その映画館では、単館映画館ならではの個性的な企画もやっているそう。

こんな華やかなクリスマスイベントも、開催されるようです。

また最後に質問コーナーで「海外で日本映画を流す映画館をつくりたいのですが、、、」という質問があった時の別所さんの回答も実に素敵でした。

お金を貯める事はもちろん必要だが、例えばビーチサイドで流すなど、映画館という概念を変えればよい、それが21世紀型の映画館なのではないでしょうか、とおっしゃっていました。

映画館をやるにはたくさんのお金が必要ですが、その高いハードルだけで夢をあきらめるのではなく、概念を越えて夢を成し遂げる、そんな希望を与えてくれる素晴らしいご意見だなと思いました。

たくさんの夢のあるお話を聞いて、元気をいっぱい頂いた気分。

今の仕事とは映像は直接関係がないですが、今回聞いたお話、夢を実現する為の発想はジャンルを越えても生かせると思います。

シンポジウムのあとは、実に晴れ晴れとした気持ちになりました。



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