先週はボジョレーで盛り上がったワイン業界ですが、先日11/14(土)はアサヒビールさんからお招き頂き、「醸造家と一緒に味わうサントネージュワインと料理セミナー」へ行ってきました。
会場は、アサヒビール アネックス3F 「レストラン HARMONIC(ハーモニック)」。
フロアごとに雰囲気の異なるレストランが入ったビルですが、ここのお店は中でもかなり落ち着いた雰囲気。今回はワインのセミナーでしたのでワイン満喫でしたが、普段は17種類の樽詰ビールなども楽しめます。
お店に入っただけで素敵な雰囲気に思わず酔いそうになっていたところ、セミナー開始。
サントネージュの醸造家の方によるお話が始まるとともに、ウエルカムドリンクとして、「スパークリング甲州 2007」が登場しました。
ほどよくドライで、食事の前にぴったり。
これからお料理を楽しむ前に、口の中をさっぱりさせてくれる感じです。
またワインの横にあるぶどうは、カベルネや甲州などワインをつくるぶどう。
ワインは今まで色々飲んだけれど、もとのぶどうは手にとった事がなく、ましてや食べた事もなかったのですが、こんなに色々な形があるんですね。
食べてみましたが、みんな食用のぶどうよりも甘みが少なく感じられました。
食べるためではなく、お酒になるためのよさがあるんだろうと思いました。
そんな風にぶどうなどを齧りながら、テイスティングは更に続きます。
いよいよ採点のご説明です。
ワインは、国産ぶどう100%ワイン「サントネージュエクセラント」の3種類のほかに3種類、更に2009年国産新酒をフリードリンク形式で5種類と計11種類楽しめるとのこと。テイスティングは、このような「ワイン官能評価表」に自分の評価を記入しながら行っていきます。
採点法は、色(2)、透明度(2)、香り(4)、味・調和・総合印象(12)=合計20点で評価。
普段は渋い、甘い、色の濃さなど味や見た目だけでこんなに細かいところまで気をつけて見たことがなかったので、ドキドキ、ワクワクしながら採点開始。
醸造家の方のお話は、ワインの歴史、品種、育て方、ワインの製造、保存方法など様々な内容でしたが、興味深かったのがマリアージュの様々なパターン。
基本ルール、古典ルール、貴族ルールなど、実に色々あって驚きました。
また、なるほど!と思ったのが、温度と体感感度の違いのお話。
温度が高いほど甘く感じ、低いとしょっぱいと感じるとの事。
味噌汁は低温だとしょっぱく感じるとおっしゃられていて、確かにその通り。
同じ味付けでも、温度によって味が変わるなんて面白いですよね。
ワインもラベルを見ると、確かに適温として飲み頃の温度が書かれていますよね。
あれはこう言った意味があったのか、ととても勉強になりました。
一概には言えないものの、良質のワインほど高温で飲むのがおすすめだそうです。
スパークリングで始めからガツンと酔った私でしたが、次は甲州の白(2006)が登場。
なんとも澄んだ美しい色のワインでしょう(うっとり)。
白ワインの次は、「スパークリング シャルドネ(2007)」。
聖護院かぶと帆立貝のマリネと共に登場しました。
かぶをめくってみると、こんなに色鮮やかな中身が!
見た目も素敵ですが、ジューシーな帆立と、適度なシャキシャキ感のあるかぶの食感がとてもよかったです。
フルートグラスを見ると、美しい泡が。
スタイリッシュな外見から華やかな席の演出にぴったりですが、グラスの底から一直線に舞い上がる泡の美しさもこのグラスならではの優雅な楽しみ方ですね^^
料理は次はお魚料理に。
信州サーモンのポワレ、燻製の香りサラダ仕立て。
表面はカリッ、中身はジューシー、そして燻製のいい香りでこれも美味しい~♪
ワインがすすんじゃって、すすんじゃってたまらな~い!ふふふ~。
サントネージュエクセラント「かみのやま収穫カベルネ・ソーヴィニヨン(2004)」と登場したのは、牛肉のシャリアピンステーキ、赤ワインソース。この赤ワインソースは、飲んでいるワインを使用しているとのこと。なるほど、それは相性いいに決まってますね^^
バター&にんにくで炒めたみじん切りにしたたまねぎを赤ワインで煮て、それをかけているのですが、お肉にとってもよく絡みやすく、素材同士のよさを引き出しあっている印象でした。
そしてデザートと一緒に出てきたのが、サントネージュエクセラント「甲州古酒(1988)」。
長い樽熟成による淡い黄金色が、とてもきれい!
ほのかな甘みがあり、デザートと一緒に出てきたのに納得。
デザートは、マルキーズショコラダークチェリーソース。
コクのあるねっとりとした舌触りで、ビターな大人の味わいに仕上げたチョコレート、最高でした!
お料理をフルコース楽しんだ後は、国産ぶどう100%にだわった新酒を楽しむ時間。
ロゼ、白、赤など、見た目もカラフルに色々試させて頂きました。
熟成タイプならではの深い味わいもいいですが、搾りたての新酒ならではのフレッシュさもいいものだなぁと感じました。
こんな風に盛りだくさんのセミナーでしたが、帰りには更にお土産が。
「サントネージュエクセラント 甲州辛口仕込み」を一本頂きました。
わーい^^
甲州ぶどうを100%使用し、おり引きをせずそのままおりの上に貯蔵し、フルーティな旨みを引き出す方法を採用した事により、フレッシュ&フルーティな香味と豊かな味わいを実現しているとのことでしたが、飲んでみると確かにキレがよくフルーティな香りも楽しめる素敵な味わいでした。
このワインとのマリアージュもご紹介させて頂きたかったのですが、長くなってきたのでまた後日に。
最後に、今までワインと聞くと外国産のものを飲む機会が多く、あまり国産のものの事はよく知らなかったのですが、醸造家の方のお話を聞き、大変こだわって作られているそのご熱意に感動し、もっと深く国産ワインについて知りたくなりました。
大変勉強になり、お腹も大満足♪
本当に素敵な中身の濃いセミナーでした。
アサヒビール様、ありがとうございました~!
確かにインテリアはきれいですが
ワインを楽しむために
素敵です〜〜!!
おいしかったのですが・・・