私の職場の赤坂見附界隈の通りに面したイタリアンというと、どっちかと言うと落ち着いた雰囲気というよりはワイワイと賑やかで気さくな雰囲気のお店が多いのですが、今回友人に連れられて行った赤坂のこのお店はかなり落ち着いた雰囲気。
路地裏にポツンとあって、お店を見つけるのに苦労してしまいました。
お店は一階がキッチン、二階がメインフロアになっている一軒家のレストラン。
午後七時くらいに訪れましたが、お客は私たちだけ。
遅い時間に二組くらい来ました。
コースもありますが、人数が多かったこともあり、単品でいろいろ頼んでみることに。
まずはこちらのサラダから。
生ハムの前菜サラダです。
半熟の目玉焼きの気味をからめて食べると、とっても美味でした。
見た目はかなり地味ですが、個人的にかなりハマッたのがエリンギのフリット。
きめ細かな衣がしつこくなく、上品な香ばしさでついつい後引く美味しさでした。
ワインの品揃えも豊富でしたが、なかでも美味しかったのがこのトスカーナの赤ワイン。
軽すぎず、重すぎず、食事といっしょに飲むのにぴったりという印象でした。
そして独特の食感がクセになる、フォアグラのサフランリゾットも美味でした。
そのほかお肉料理も頂きましたが、ちょこんと上品な盛り付けでみんなでわけたらあっという間になくなりました^^
端やすめに、と頼んだのがチーズの盛り合わせ。
結構ボリュームあって、これをみんなで少しずつ分けながらワインを飲んでいたら、あっという間に1ボトル空いてしまいました。
いろいろ食べて満足したディナーも、そろそろ終盤に。
まずは国産いなか蕎麦入りニョッキ、ゴルゴンゾーラソースです。
ゴルゴンゾーラがくどくなく、絶妙な濃さで一同絶賛。
ソースをパンにつけて食べてもイケました。
こちらはボルチーニのタリオリーニ。
ニョッキとパスタは自家製とのことでしたが、これだけでも食べにくる価値あり。
ほどよく濃厚なソースと、味わいのある麺の相性が抜群。
大満足の味でした。
そして最後はシメのデザート。
タルトも美味しそうだったので迷いましたが、さっぱりとジェラートにしました。
料理が一皿1,400円くらい、お肉などになると2,000円以上したりと値段設定は高めですが、それぞれ上品な味で値段相応かなと思いました。
味は満足だったのですが、欲を言えば接客が事務的でドライな印象を受けたのが残念。
料理を持ってくるタイミング、お客をきちんと見ているなど、とても気の利くサービスなのですが、もう少し明るい接客でもいいんじゃないかなと思いました。
アレーナ・ロッサ (イタリアン / 赤坂、溜池山王、赤坂見附)
★★★☆☆ 3.0