目指したお店はその日に限って、夜10時からとの事。
じゃぁ他のお店に行って呑んでるかーと、すずらん通りをぶらぶらしていたところ、昭和の雰囲気の漂うよさげなお店「味とめ」を発見。
入ってみる事にしました。
店内はかなり歴史のある雰囲気。
寺山修司のポスターなんかも貼ってあり、寺山好きな私はこれを見てかなり上機嫌♪

畳の上に机が置かれていて靴を脱いであがる席があるほか、カウンター席もあります。
私達は、靴を脱いでテーブル席に座りました。
友人達はまず生ビールを注文。
私も生ビールが呑みたかったのですが、「電気ブラン呑みなよ」と友人に促され、ストレートで呑む事に。
これが強いのなんの。
もう一人の友人は、一口呑んでぷはーっなんて言ってます。
そして何かおつまみを頼もうという事になり、店内に貼られたメニューを眺めるのですが、物凄くメニューが多いので、かなり迷います。
かなり安いので、色々頼んでみたくなります。

くじらの干したものって、どんなのなんだろうね、という話になり頼んで見ましたが、ビーフジャーキーのような魚の干物のような不思議な味。なかなかお酒に合います。

奥は鰻のきもですが、これがコッテリしたタレで、またうまい!
山椒をかけて頂きました。
手前は私の大好きな、いぶりがっこ。
秋田の漬け物を燻製にしたもので、普通の漬け物にはないスモーキーな感じがクセになる美味しさなのです。
店内にはテレビがあり、おかみさん、マスター、常連らしきお客さんも混じってみんなで見ながら盛り上がってます。
私達のような初めて来た客にも、以前から知り合いだったかのように、とてもあたたかく接してくれて、とても心地よく呑めました。
田舎の親戚の家に遊びに来たような、居心地のよさだなぁと友人達は言ってましたが、ほんとそんな感じ。
来週東京を離れて神奈川に引越しをするのですが、こんな居心地のよいお店を見つけてしまうと「もうちょっと東京にいたいなぁ」なんて、思ってしまったりしてしまいます。
そして、いつも週末に呑み歩いていた二人の友人とも、これからは頻繁には呑めなくなるんだよなぁと思うと、切ない気持ちで胸がいっぱいになりました。

