私は会社の就業時間が18:00なのですが、友人は17:00なので、先に行って呑んでるというので到着すると、すでにぐびぐび呑みまくっていて、かなりいい調子。
私も早く追いつかなければと、生ビールをジョッキで呑みつつ、ホワイトボードに書かれた本日のおすすめ料理を眺めていたのですが、カウンターの保冷ケースの美味しそうなトロが目に入り、食べたくなってしまいました。
お刺身にして食べると美味しいのはもちろんですが、今日はちょっと贅沢に炙ってもらう事にしました。
いい具合に塩加減が効いていて、すりおろしたわさびをのせて食べると、口の中にじゅわーっと脂身が広がり、お刺身というよりは、上質なお肉のような味わいがたまりません。
写真に一緒に写っているのは、さんまの煮付けです。焼き魚は基本的にあまり好きではないのですが、ここのマスターの上品な味付けだと一切れすぐにペロッとたいらげてしまいました。
その後は、香りのよい舞茸の天ぷらなどをつまみに、熱燗をちびちびと呑み始め、最後は舞茸入りのお椀を。
廬葦家さんは何を食べても美味しいのですが、このお椀は本当に絶品。薄味の上品なだしが、本当にうっとりするような美味しさなのです。
いつも私達はシメにお椀を頂くのですが、散々呑んで酔っ払った後に頂くこの一杯は、身体をほっと温めてくれます。
太田和彦の居酒屋味酒覧 精選172
posted with amazlet on 06.10.28
太田 和彦
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